Googleデータスタジオ (Data Studio)、でなはくてGoogleデータポータル (Data Portal)と呼ばれるデータをビジュアライズさせるツールに触れる機会がありました。本業では、Tableauと呼ばれるBIツールを触っているので入りやすかったです。
少し使ってみましたが、グーグルアナリティクス、サーチコンソール、ユーチューブなどグーグルが提供するサービスとの親和性が非常に優れています。
BIツールを使えば複雑なデータから必要なデータを切り取り、そこから知見(インサイト)を見つけてビジネス上の判断に繋げられます。この記事ではGoogleデータポータルの概要、ツールのメリットや活用シーン、利用開始の方法をご紹介します。

グーグルさんいつの間にこんないいものを…

仕事してないから気づかないのよ。
参考 Udemyで見れる Google Data Portalに関する入門動画
Udemy(ユーデミー)の特徴
- コロナ禍でもオンラインで手軽に学べる
- 趣味にビジネスに豊富なジャンル
- 動画は買い切り・繰り返し視聴可能
- PCでもスマホでも見れる
- コンテンツのクオリティが高い
データ可視化のニーズ(BIツールへの興味高まり)
グーグルの検索結果でも最近でもグラフで表示されることも増えてきました。データを並べて書くより、やはり要点のみを可視化すれば知りたいことはすぐに分かります。
多くの人がインターネットを利用するようになり、大量のトラフィックが世界中に流れています。グーグル上では大量の検索、SNSではたくさんの投稿、日常での地図の利用、カーナビゲーションへの応用などなど。

▲ ビッグデータへの関心の高まりは2010年前後。

▲ データを分析することへの興味も少しずつ高まっている。
Googleデータスタジオ、改めデータポータルとは
Googleデータポータルで出来ること(機能)
- 多くのデータソースからデータを可視化できる
- サイト利用者向けはアナリティクス、サーチコンソールが使える
- Youtube利用者向けのデータソース、Json形式ファイルも対応
- グラフがインタラクティブに動く(ツールチップ、フィルター)
- 汎用的なデータソースのビューであればテンプレートとして配布可能
- 公開範囲を指定した上で共有・埋め込みに対応
- 動的なデータソースであれば、メール配信で最新のデータがわかる
- 静的でよければPDFダウンロードできる
Googleデータポータルの活用シーン
データソースがかなり豊富なので使えるシーンは広がりそうです。ウェブ関連でビジネス、副業をされている方はデータポータルが使えると武器になるのは間違いない。
私の場合、Googleサーチコンソール、アナリティクス、アドセンス、ツイッター関連のデータソースは使えそうです。
Googleデータポータル と他のBIツール
少し触った感じですが。私は本業でTableauを使う機会があります。
- Webとの親和性はGポータルが良い
- 操作インターフェースはTableauよりは直感的に使える
- 埋め込みの効果でSEOを期待できそう(グーグルのクロールが読み取れないとは考え難い)
- なにはともあれ無料で使える。Webで全部できちゃう
- 使い慣れているというのもあるけれど、Tableauの方が細かい操作性は高い
- 集計計算、計算フィールドの使い勝手はTableauに軍配
- データクリーニング系はTableauは専用ツールあり
- 有料なので保守契約続いていればサポートで聞ける
Tableauで出来ることの方が確かに多いとは思うのだけれど、ブログ運営的な限定用途だとGoogleデータポータルで事足りそうな。Tableau Publicはアドセンス併用だと埋め込みが表示されないことがあるような…
Googleデータポータルの利用方法
Googleアカウントが必要
Googleのアカウントをお持ちでなく、このブログを見ている人はいないと思いますが、アカウントを作ってください。
ポータルをのぞく
Googleデータポータルのサイトは次の通りです。

▲ Googleデータポータルのホーム画面です。ログインするとすでにテンプレートがいくつか表示されています。

▲ 試しに一つテンプレートを開きます。ダッシュボード形式のKPI、グラフが表示されます。BIツールなのでグラフはマウスオーバーすればツールチップが出たり、フィルターを使って動的に表示を変えることが可能です。
使ってみる
自分でも何かを作る場合は、規約等への同意が必要です。

▲ 「新しいレポートの開始」を押します。

▲ 初回はこんな感じの画面が出てきます。「使ってみる」♪

▲ いろいろな規約に同意。

▲ アンケートは使う人のおまかせ。
データソースへの接続
グーグルのコネクタのみご紹介します。2019年4月時点で18種類のGoogle純正のコネクタが公開されています。それ以外にもパートナー企業のデータソースが数多く利用できるため、ウェブ関連のサービスを使ってビジネスをしている人は利用しているデータソースがないか確認をおすすめします。
コネクタ | 説明 |
---|---|
BigQuery | BigQuery テーブルとカスタムクエリに接続します。 |
Cloud Spanner | Google Cloud Spanner データベースに接続します。 |
Cloud SQL for MySQL | Google Cloud SQL for MySQL データベースに接続します。 |
Google Cloud Storage | Google Cloud Storage でファイルを表示します。 |
Google アド マネージャー 360 | Google アド マネージャーのデータに接続します。 |
Google アナリティクス | Google アナリティクスのレポートビューに接続します。 |
Google スプレッドシート | Google スプレッドシートに接続します。 |
Google 広告 | Google 広告の掲載結果レポートのデータに接続します。 |
MySQL | MySQL データベースに接続します。 |
PostgreSQL | PostgreSQL データベースに接続します。 |
Search Console | Search Console データに接続します。 |
YouTube アナリティクス | YouTube アナリティクス データに接続します。 |
テレビ アトリビューション | テレビ アトリビューションのデータに接続します。 |
キャンペーン マネージャー | キャンペーン マネージャーのデータに接続します。 |
ディスプレイ&ビデオ 360 | ディスプレイ&ビデオ 360 のレポートデータに接続します。 |
データの抽出 | 接続してデータを抽出 |
検索広告 360 | 検索広告 360 のパフォーマンス レポートに接続します。 |
ファイルのアップロード | CSV(カンマ区切り)形式のファイルに接続します。 |
グラフの種類
表 | ![]() Googleデータポータル:グラフ「表」 |
---|---|
スコアカード | ![]() Googleデータポータル:グラフ「スコアカード」 |
期間 | ![]() Googleデータポータル:グラフ「期間」 |
棒 | ![]() Googleデータポータル:グラフ「棒グラフ」 |
円 | ![]() Googleデータポータル:グラフ「パイチャート」 |
地図 | ![]() Googleデータポータル:グラフ「地図」 |
折れ線 | ![]() Googleデータポータル:グラフ「折れ線」 |
面 | ![]() Googleデータポータル:グラフ「面・エリア」 |
散布図 | ![]() Googleデータポータル:グラフ「散布図」 |
ピボットテーブル | ![]() Googleデータポータル:グラフ「ピボットテーブル」 |
ブレット | ![]() Googleデータポータル:グラフ「ブレット」 |
Googleデータポータルの学習方法
Google公式
まずはGoogle公式の動画とチュートリアルです。
書籍・本
データポータルに関する書籍は数は多くはないものの、近年少しずつ出版されています。
Amazonの場合は紙媒体、キンドル双方に対応しています。私も所有していますが、平易な言葉で説明されており分かりやすいです。レポート作成とはどうあるべきか、という指南もあるのでレポート分析の入門書としても適しています。
動画学習
オンラインの学習サイト「Udemy」でデータポータルの学習コンテンツがあります。この記事投稿時点で日本語のものが一つ、英語であれば複数あります。パソコンやスマホで見れて、一度買えば繰り返し見れるので便利です。
参考 Udemyで見れる Google Data Portalに関する入門動画
Udemy(ユーデミー)の特徴
- コロナ禍でもオンラインで手軽に学べる
- 趣味にビジネスに豊富なジャンル
- 動画は買い切り・繰り返し視聴可能
- PCでもスマホでも見れる
- コンテンツのクオリティが高い
まとめ
ユーチューブはデビューしていないのでデータソースとして使えませんが、アナリティクスやサーチコンソールと連携できる部分は使えそうです。少しずつ活用していきます。