【初級〜中級】Tableau習得に役立つおすすめ本・書籍7+1選。

【初級〜中級】Tableau習得に役立つおすすめ本・書籍6+1選。 Tableau

Tableau(タブロー)を使うその日が来た(来てしまった)。

データビジュアライズに興味があってBIツールを使ってみたかった人、いや正直面倒なだけなので使いたくない人、業務や学業で使う必然性があってTableauを使うことになった人。

公式サイトのマニュアルやチュートリアルを見たけれど、いまひとつコツがわからない。Tableauってとっつきづらい。グラフは簡単にできるけど、Tableau Publicに公開されているおしゃれなVizとはなんか違う…

誰もが通る道ですね、私もでした。

マニュアルやチュートリアルビデオも豊富にはあるんですが、どこか初心者目線での解説が足りない。難しいことを難しい言葉で説明されてもって感じ。ということで書籍ですかね、やはり。

今回の投稿では、2020年時点で比較的新しくおすすめできる本・書籍を紹介します。出版年度が新しいものやTableauでデータ表現するうえで参考になる一般書籍も含みます。

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技術書購入は電子書籍がおすすめ

Tableau習得に役立つおすすめ本・書籍5選(学習には電子書籍が効率良い)
学習には電子書籍が効率良い

個人的に技術書を購入する場合は、電子書籍がオススメです。

画面に映しながら手を動かすことが出来ます。Tableauは「習うより慣れろ」的な一面が強いツールです。通勤で本を片手に読むより、書籍を画面表示しながら見よう見まねで手を動かすと早く身に着けることができます。

と思ったのですが、秀和システム出版のものは紙でしか読めないケースが多いですね… 是非とも電子書籍対応していただきたいところです。

アンナ
アンナ

PDF自炊しなさい(古っ

アレコレメモ
アレコレメモ

やだよ

最近、気づいたのですが翔泳社で書籍を買うとお得です。紙の書籍で10%、PDF版の場合30%ポイントバックされることがあります。

参考 翔泳社で購入できるTableau書籍

翔泳社が運営するSEshop にはTableau書籍は少ないものの、データのモデリングとして注目度の高いPython関連の書籍が豊富です。スクレイピング、機械学習・深層学習など実践レベルの書籍をPDFで画面に写しながら覚えることができちゃいますね。

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「SEShop」だとクーポン利用可、PDF版での入手となり扱いやすいです。現在、10%オフとなるクーポンが配布されていました。アマゾンとかで買うよりもお得です。

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Tableau習得に役立つおすすめ本・書籍

データビジュアライズするなら最初に読みたい

プロ直伝 伝わるデータ・ビジュアル術

発売日 2019/5/7
出版社 技術評論社
ページ数(紙媒体) 192ページ
主な内容
  • 統計グラフ
    • Tableau
    • Power BI Desktop
    • Gapminder
  • 地図
    • Excel&Bingマップ
    • ArcGIS Online
    • QGIS
  • インフォグラフィック
    • E2D3
    • Infogram
  • ネットワーク
    • Cytoscape
    • Gephi
  • Webツール
    • RESAS
    • IHME

これはTableauに特化した内容ではないですが、データ可視化の入門書籍としてさらっとカタログ的に読むことができます。可視化ツールってどんなものがあるの?エクセルで作るグラフとはどう違うの?使えると何がいいの?という疑問が解決されます。

私は、Tableau, Infogram, データポータルなど使ったことがあります。本書では、オンラインで使えるもの、PCにインストールして使うものが結構紹介されています。概要的にでも多種多様なツールを知っておくと、Tableauを使う上でも表現力にプラスになります。

とりあえず使ってみる的な手順も含まれているので、インターネット上に公開されているオープンデータを使いつつ、データ可視化の効果を体験してみるとよいかも。

データビジュアライゼーションの教科書

発売日 2019/5/31
出版社 秀和システム
ページ数(紙媒体) 184ページ
主な内容
  • データ活用時代の到来
  • データビジュアライゼーションとは
  • データビジュアライゼーションに関する定義・研究
  • データビジュアライゼーションのセオリー
  • 『インフォメーションデザイン』の基本
  • 違いを生むテクニック
  • BIツールで差をつける

Tableauを使い始めるとアレもコレも盛り込みたくなるのですが、よくばるとスパゲッティチャートと呼ばれてしまいます。一画面で何を伝えたいか、伝えたいことに対する効果的なグラフはどれか。可読性、閲覧性を高めるためにはどういった装飾が最適か。

シンプルで美しい、伝えたいことがよくわかるグラフを作りたいなら本書がいいですね。データを可視化するうえでの考え方とテクニックがふんだんに盛り込まれています。ツールとしてはTableauが使われています。

Tableau(タブロー)専門書籍

Tableauによる最強・最速のデータ可視化テクニック ~データ加工からダッシュボード作成まで~

翔泳社サイトならPDFで購入可能、画面に移しながら作業できる
発売日 2019/7/18
出版社 翔泳社
ページ数(紙媒体) 352ページ
主な内容
  • Tableauの概要
  • チャートの作成
  • データの整備
  • フィールドの整備
  • ビジュアライゼーションの周辺効果
  • ダッシュボードとストーリーの作成
  • ワークブックの共有とエクスポート
  • Tableau Prep Builder によるデータ準備
  • 最新データを表示させるための運用方法
  • その他のTableau利活用

2019年7月に発売された新しい書籍です。

そのため、絶賛情報が少なめなTableau Prep Builderの情報も40ページほど含んでいます。内容的にはこれからTableauを使う初心者向けで、基本的なチャートや複合チャートの作成からつまづきやすい日付データの処理、データ型の概念、地味にわかりづらい書式設定など一通りカバーされています。

ページ数が少ないので少し説明不足な箇所もありますが、その点は購入者特典で追加PDFが用意してあります。

著者の松島七衣さんは後続の書籍も監修しています。

本書内の事例はTableau Publicでも公開されています。タブローワークブックファイル(.twbx)をダウンロードすればViz構成の把握に役立ちます。

繰り返しになりますが、翔泳社 の書籍についてはAmazonなどに比べて割引率が高いです。

Tableauによる最適なダッシュボードの作成と最速のデータ分析テクニック ~優れたビジュアル表現と問題解決のヒント~

2020年6月24日新刊の中級者向け。

翔泳社サイトならPDFで購入可能、画面に移しながら作業できる
発売日 2020/06/24
出版社 翔泳社
ページ数(紙媒体) 355ページ
主な内容
  • 効果的なビジュアル表現
  • パフォーマンス向上(スピードを上げる)
  • 計算フィールド、フィルター、パラメーター、地図の活用
  • 表計算とLOD
  • 複数データの組み合わせ
  • アクション

こちらも翔泳社で同じ著者(松島七衣氏)です。2020年6月発売。

前書「Tableauによる最強・最速のデータ可視化テクニック」は、ベーシックな内容でした。こちらは基礎は分かった上で、ステップアップを狙う方向け。

使い方はわかったんだけど、「なんかダッシュボードがわかりづらいなぁ…」「表示が遅くて困っている」「分析対象が散らばっていてどう処理したらいいのかわからない」「目的を実現する操作・分析のやり方がわからない」という方々を対象にしています。

Tableauおすすめ本・書籍(Tableauによる最強・最速のデータ可視化テクニックで解説された事例)
数多くの事例あり(こういう取組いいですね)

本書内の数多くの事例がTableau Public上に公開されています。公開されているVizは、翔泳社 ページ経由にて確認ください。

Tableauデータ分析~入門から実践まで~

発売日 2017/3/25 → 2019/11/16
出版社 秀和システム
ページ数(紙媒体) 744ページ → 710ページ
主な内容
  • Tableauの基礎
  • Tableauとは
  • Tableauによるデータ分析7つのステップ
  • データに接続してみる
  • データソース画面の操作
  • ワークスペースの操作
  • Tableauの基本機能(その1)
  • Tableauの基本機能(その2)
  • 「それで?」と言われないTableauデータ分析の考え方
  • 応用例で見るTableauデータ分析
  • Tableauユーザー事例

脅威の700ページ越え。いつか参加したセミナーで執筆者の一人が登壇して本書籍を揶揄していました。「書籍の厚みで人を殺めかねない」と。

本書の執筆には、多くのTableau利用者がかかわり、豊富なユーザー事例を含んでいます。ANA、ヤフー、電通デジタルなどが事例として登場します。

Tableauの概要、使い方はもちろん網羅されています。Tableauのサイトやセミナーって基礎は知っていて当たり前という感じで初心者を置き去りにしている感は正直否めません。その分、本書ではこれでもかというページ量で丁寧に基礎が解説されています。

2019年11月16日に第2版が出版されました。購入されるときはお気をつけください。

Tableauデータ分析 ~実践から活用まで~

発売日 2018/8/24
出版社 秀和システム
ページ数(紙媒体) 384ページ
主な内容
  • 6つのつまづき解決法から紐解く。Tableau操作の基本コンセプト
  • 複数データの取り扱い方法
  • 表計算を使いこなして高度な分析を行おう
  • LOD表現でTableau活用の幅を広げよう
  • 設定を使いこなして思い通りのデザイン表現を行う
  • Tableau動作が遅いときのパフォーマンスチューニング
  • Pythonとの連携

一通りの使い方をマスターした後に読みたい一冊。対象読者は中級者ですね。

私もしばらく使わないと忘れてしまう、表計算機能、LOD、クロスデータベース結合が詳しく解説されています。また、ワークブックであれこれ複雑なことをやりすぎて動作が遅くなった時のパフォーマンスチューニング、昨今トレンドになりつつあるPython連携などニッチなネタも入っています。

「〇〇ができない」といった困ったときの対処方法が書かれているのもすごい助かります。

一通り使い方は覚えたけど…もっとレベルをあげたい人に

データ視覚化のデザイン

発売日 2020/6/18
出版社 SBクリエイティブ
ページ数(紙媒体) 205
主な内容
  • データ視覚化「キモのキモ」
  • これだけでグッとプロっぽくなるコツ
  • 目的に応じたチャートの選択
  • 事例で学ぶ
  • 本当に組織に根付かせるために

データビジュアリゼーションの概念的な書籍です。

Tableau専門書籍ではありませんが、著者(永田ゆかり氏)がTableau界隈では有名な方で日本Tableauユーザー会会長も務めるような人です。

自身でデータビジュアリゼーション専門のコンサルティングファームも経営されています。フェイスブックだとTableauグループいくつかあり私も参加だけしていますが、価値のある投稿を見かけることがあります。

Tableauは使う機会さえ確保すれば、使い方は自然と覚えます。

一通り使い方を覚えた時に、データに対する閲覧者の問いにはどのようなグラフタイプが適切だろうか、見やすくインサイトを引き出しやすいダッシュボードはどの程度の情報量だろうか…

使っていくうちにこのような様々な疑問に行きつきます。この本はこれらの疑問を解決するヒントがあります。

オーディエンス(グラフを見る人)を意識して、視覚属性を活かしたグラフタイプを使いたいと思っている人、Tableauの使い方を一通り覚えたけど現場での活用に行き詰っている人にオススメ。

ライバルを突き放すほどTableauを極めるために

Tableauで始めるデータサイエンス

発売日 2019/10/30
出版社 秀和システム
ページ数(紙媒体) 493ページ
主な内容
  • 第1章 Tableau「で」始めるデータサイエンスとは?
    • データサイエンスって何だろう?
    • データサイエンスのプロセスサイクルとTableauプロダクト
    • Tableauって何だろう?
    • Tableauをインストールしてみよう!
  • 第2章 基礎体力編
    • 可視化の基本
    • データ準備の基本
    • 機械学習の基本
  • 第3章 実践編:実データでデータサイエンスのサイクルを回してみる
    • 銀行顧客の定期預金申し込みを推論してみよう!
    • 東京23区のマンション価格を推論してみよう!
    • 気象情報を考慮して電力需要を推論してみよう!
  • 第4章 展望編
    • AIとBI連携の重要性
    • データサイエンティストを目指す次のステップとは
    • データ活用の次のステージ:必要なスキルセットとは
    • この次にどこを目指していくべきか

TableauとPythonの組み合わせで学ぶデータサイエンス入門です。

入門とは言っても、すでにTableauでビジュアル分析をしていて、機械学習を用いるデータ活用にチャレンジしたい方が対象とされています。楽ができるところはTableauで楽をして、モデリングには最新アルゴリズムを無料で利用できるPythonを組み合わせることで、「ちょっと難しそう」と思われがちなデータサイエンスに気軽にチャレンジできるようにしたのがコンセプトとのこと。

私もPythonを覚えようとしているので、追ってこの本を読む予定です(来年のタスクか)。

実は動画の方が効率が良い

書籍を紹介しておきながらアレですが、動画のほうが学習効率が圧倒的に良いですね。社会人向けオンライン学習サイト「Udemy」では、趣味にビジネスに豊富なコンテンツを取り扱っています。

セミナーでおなじみのTableau権威者、NTTデータなどがコンテンツをリリースしています。動画でTableau操作を見れるので習得が早まります。買い切りでパソコンでもスマホでも閲覧可能、領収書発行もOKと非の打ちどころがありません。

チャプターは細かく分割されています。私もいくつかのコンテンツを購入していますが、忘れたときの逆引き利用ができるのが秀逸です。

超強力なオンラインマーケットプレイス「Udemy」

ITとソフトウェアの人気オンラインコース

Udemy(ユーデミー)の特徴

  • コロナ禍でもオンラインで手軽に学べる
  • 趣味にビジネスに豊富なジャンル
  • 動画は買い切り・繰り返し視聴可能
  • PCでもスマホでも見れる
  • コンテンツのクオリティが高い
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まとめ

そういえば、Tableauがセールスフォースに買収されましたね。すでに手続き完了…なんてメールも来てました。妙な値上げがされないかちょっと心配。

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