Microsoft Forms設問と回答結果の出力。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力 Microsoft365

Microsoft Formsを使って集計する機会が増えてきました。

アプリが自動でサクッとHTMLでレポートを出力してくれますし、ChatGPTやらどんどん便利になる時代なのでエクセル集計は多くの人には不要かもしれませんが、回答者属性をくわたり、設問間でクロス集計したりする場合には、自分でも可視化集計します。

Formsでは、回答結果をエクセルでダウンロードすることが可能です。設問と回答結果の関係性をおさえておきたく、本記事を備忘録としてメモ投稿します。

アレコレメモ
アレコレメモ

内容はなんら深みなしです

アンナ
アンナ

でもブックマークしておくとあとで便利かもしれないわ

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Forms設問と回答結果

【単一】選択肢による設問

まずは 単一選択肢 の設問から。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(単一選択肢の設問)

FormsのWebレポートでは、パイチャートを描画してくれます。適当に回答したのですが、結果が分かれていない…

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(単一選択肢のWeb上の回答結果)

エクセル出力した場合は、次のようになります。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(単一選択肢のエクセル上の回答結果)

▲ 選択肢で記述した文字列がそのまま入ります。

【複数】選択肢による設問

次に設問を 複数選択肢 に変えてみます。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(複数選択肢の設問)

FormsのWebレポートでは、やはりパイチャートで描画してくれます。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(複数選択肢のWeb上の回答結果)

エクセル出力した場合は、次のようになります。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(複数選択肢のエクセル上の回答結果)

選んだ選択肢ごとに文字列が入ります。

オプション 2;オプション 3;
オプション 1;オプション 3;
オプション 2;オプション 1;

「セミコロン」区切り になっていますね。入力された内容は文字列昇順ではないものも見られるので、おそらく選択した順番ではないかと思います。

【複数】選択肢による設問(その他あり)

次は、同じ複数選択による設問ですが、「その他」オプションを加えます。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(複数選択肢その他ありの設問)

FormsのWebレポートでは、やはりパイチャートで描画してくれます。その他部分の分類は、入力された内容にかかわらず、「その他」で分類してくれます。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(複数選択肢その他ありのWeb上の回答結果)

エクセル出力した場合は、次のようになります。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(複数選択肢その他ありのエクセル上の回答結果)

選んだ選択肢ごとに文字列が入ります。

オプション 3;その他;
オプション 2;オプション 1;
オプション 2;テスト;

「セミコロン」区切りは同じです。

その他部分については、未入力はそのまま「その他」と入っていました。「その他」の文字列を上書きすると、その文字列が入っていました(今回は3つ目に「テスト」と入力)

評価による設問

次は、「評価」という設問です。星評価などアイコンで回答を入れるので「評価」ですね。アイコンは星だけでなく、いろいろ選べるみたいです。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(評価による設問)

FormsのWebレポートでは、数値出力と棒グラフの組み合わせとなっています。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(評価による設問のWeb上の回答結果)

左側に評価の平均値、右側の棒グラフではアイコン(星)を数値に置き換え、その分量が描画されています。

エクセル出力した場合は、次のようになります。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(評価による設問のエクセル上の回答結果)

▲ アイコン(星)を数値に置き換えた値がはいっています。

日付による設問

次は、「日付」による設問です。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(日付による設問)

FormsのWebレポートでは、数値出力と文字列一覧の組み合わせとなっています。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(日付による設問のWeb上の回答結果)

▲ 左側に回答数、右側は選んだ日付が並んでいます。

エクセル出力した場合は、次のようになります。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(日付による設問のエクセル上の回答結果)

▲ エクセル上では、スラッシュ区切りで年月日が入っていました。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(日付による設問のエクセル上の回答結果)

▲ 表示形式を見る限り、ユーザー定義ながら日付値として扱われているようです。

ランキングによる設問

次は、「ランキング」による設問です。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(ランキングによる設問)

FormsのWebレポートでは、エクセルのデータバーのような縦棒グラフの出力となっています。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(ランキングによる設問のWeb上の回答結果)

▲ 左側に選択肢、右側に数値ボリュームとなっています。投票数を降順で並べてランキングを表しています。

エクセル出力した場合は、次のようになります。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(ランキングによる設問のエクセル上の回答結果)

▲ 選択肢が文字列でセミコロン区切りで入っていました。ID1の回答は、選択し忘れていたようです。

エクセルでFormsのWebレポートと同様の出力にするにはちょっとした手間がかかります。パワークエリなら瞬殺、次のような感じですね。

  1. 列をセミコロンで分割(3つに分かれる)
  2. 上記を列のピボット解除する

リッカートによる設問

次は、「リッカート」による設問です。

私もForms使うまでリッカートなんて言葉聞いたこともありませんでした。Webで行われる企業アンケートでよく使われる手法です。

リッカートの定義

参考 一般定義の解説 by ChatGPT

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(リッカートによる設問)

FormsのWebレポートでは、一見するとエクセルのデータバーのような縦棒グラフの出力となっています。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(リッカートによる設問のWeb上の回答結果)

出力はプラス領域・マイナス領域を示す、横に伸びた棒グラフが出力されます。

エクセル出力した場合は、次のようになります。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(リッカートによる設問のエクセル上の回答結果)

▲ エクセルでの出力は、一つの設問に対して複数に分割されました。

評価を求めるステートメントに対して、選択値(ここではオプション1-5)が入ります。アンケートの分析に不慣れな方は、エクセル操作に戸惑いそうです。

パワークエリを使えば大丈夫です。やはり「列のピボット解除」を使います。

Net Promoter Scoreによる設問

次は、「Net Promoter Score」による設問です。

今度は、カタカナ表記すらしない英字表記です。

Net Promoter Scoreの一般定義

参考 一般定義の解説 by ChatGPT

アレコレメモ
アレコレメモ

まぁ、ごちゃごちゃ書かれていますが、Forms上では数値を選択するだけです。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(Net Promoter Scoreによる)

FormsのWebレポートでは、左側に評価の概要、右側にゲージグラフで描画されます。ゲージグラフの中央は平均値?のような値が大きく表されています。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(Net Promoter Scoreによる設問のWeb上の回答結果)

▲ マイナスを「反対」、プラスを「推奨者」、その間を「消極的」として分類するようです。

ゲージグラフってエクセルでできるの?って人もいそうですができますね。そのうち、記事にしましょうか。

エクセル出力した場合は、次のようになります。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(Net Promoter Scoreによる設問のエクセル上の回答結果)

▲ エクセルでの出力は、単純に数値が入っています。扱いやすいですね。

テキストによる設問

次は、「テキスト」による設問です。短い回答を受け付けたり、長い回答を受け付けたりできます。

アンケートでテキスト回答を増やしすぎると、分析しづらくなります。また、分析者の恣意的な解釈が入りやすくなります。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(テキストによる設問)

FormsのWebレポートでは、数値出力と文字列一覧の組み合わせとなっています。長い回答は、Web上では改行されていないように見えます。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(テキストによる設問のWeb上の回答結果)

▲ 左側に回答数、右側に回答文字列が並んでいます。

エクセル出力した場合は、次のようになります。

Microsoft Forms設問と回答結果の出力(テキストによる設問のエクセル上の回答結果)

▲ エクセル上では、フォーム内での改行が残っていました。

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まとめ

今回は、設問と回答結果の関係性をFormsのWebレポート出力、エクセル出力にわけて記録投稿しました。

Formsで生成されるWebレポートと同じグラフは、すべてエクセルで再現できます。回答者属性や設問間に関係を持たせた表現も行うことでアンケート結果が高度化されます。

少しずつ記事にしていく…かも。