Googleデータポータルの用語が分かりづらく、各設定項目で何が起きるのかを把握したく1つずつ設定を確認してみました。
今回は、レイアウトとテーマの設定を図解入りで解説します。
Googleデータポータル – レイアウトとテーマの設定
Googleデータポータル において、レポートは2つの見方をすることができます。
- レポートを見るための「ビュー」画面(レポート閲覧者用)
- レポートを作るための「編集」画面(レポート編集者用)
「レイアウトとテーマ」では、レポート閲覧者に対する表示内容を決める設定を行います。
レイアウトの設定項目

表示モード
ヘッダーの表示設定

ここで言うヘッダーとは、ユーザー向けのレポートを「ビュー」モードにしたときに、上部に表示されるメニューバーのようなものです。

▼▼▼

▲ 「編集」ボタンが出ている時はビュー画面。この部分のヘッダー表示を制御します。ファイルのオーナーが自分なので「編集」ボタンが出ていますが、ファイル編集を共有していない限りはこのボタンは見えません。
ちなみに、このメニューバーは次の操作インターフェースをユーザーに提供します。
![]() | レポートをダウンロード |
---|---|
![]() | メール配信をスケジュール |
![]() | レポートへのリンクを取得 |
![]() | このレポートを埋め込みます |
![]() | 全画面表示 |
![]() | データを更新 |
![]() | このレポートのコピーを作成します。 |
![]() | このレポートを共有します。 |
このヘッダーの表示方法を変更できます。
- 常に表示
- 自動非表示
- 最初は非表示
個人的にはメニューバーの存在をユーザーに分からせたほうが良い気がします。「最初は非表示」にしてしまうとユーザービリティが下がるような…
ナビゲーションの位置
レポートのページが複数ある場合に、ページ遷移を行うインターフェースです。単一ページの場合は表示されません。オプションは「上」か「左」か。

▲ シンプルに見せたいなら上。

▲ 操作性重視であれば左。
表示モード
レポート幅を制御する設定です。
- 画面の幅に合わせてレポートを広げる「幅に合わせる」
- 画面の幅に関わらずレポート幅を固定する 「原寸大」(デフォルト)
次の2つの画像は縦横同じサイズでキャプチャしています。

▲ 「幅に合わせる」設定。左右、予約なく広がっています。

▲ 「原寸大」設定。左右に余白があります。

▲ (デフォルトはチェックが入っている)「余白あり」のチェックを外すと余白が白くなり目立たなくなります。
キャンパスサイズ

これはグラフ描画をどの規模で行うかに影響するので個人的には最初に決めておくべきだと思います。
キャンバスサイズ | 幅(ピクセル) | 高さ(ピクセル) |
---|---|---|
USレターサイズ(4:3)- 縦向き | 900 | 1200 |
USレターサイズ(4:3)- 横向き | 1200 | 900 |
スクリーン(16:9)- 縦向き | 768 | 1366 |
スクリーン(16:9)- 縦向き | 1366 | 768 |
カスタム | 自由 | 自由 |
職場ではデータポータル を使う機会がありません。個人用途で埋め込みで使うケースがほとんど。PC画面、スマホ画面を意識するのでほとんどカスタムで使っています。
グリッドの設定
グリッドは、縦横に表示されている線でグラフを綺麗に配置する補助的な役割があります。


- サイズ
- パディング
- 水平オフセット
- 垂直オフセット
サイズ
サイズはグリッドの一辺の長さをピクセル単位で指定します。デフォルトは10です。




目立たないけどグリッド線があるのよ
パディング
パディングは、コンポーネント間の隙間を作る設定です。隙間の大きさはグリッドの大きさにも影響するようなのでセットで決めたほうが良いみたい。20以下にする必要があるようです
水平オフセットと垂直オフセット
グリッドを動かす設定です。水平オフセットは横方向に、垂直方向は縦方向にグリッドを動かします。



非常に微妙だから目を凝らして動いているわ。老眼にはきついかも。
レポートレベルのコンポーネント位置
これがちょっと分かりづらかった…
まず、コンポーネントというのは、レポート内で使うパーツのこと。
- レポート自体
- ページ(1 ページまたは複数ページ)
- 棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフなどのグラフや表
- コントロール(日付選択機能、フィルタ オプション)
- テキストエリア
- 図形
- 画像
各コンポーネントはそのページだけで使うか、すべてのページで繰り返し使うかを選べます。
ページレベルのコンポーネント | そのページだけで使われます。これがデフォルト。 |
---|---|
レポートレベルのコンポーネント | すべてのページで繰り返し使われます。 |

▲ 上の例では2つのオブジェクトはともにページレベル。

▲ 右側のみ、レポートレベルにした場合。
「レポートレベルのコンポーネント位置」というのは、レポートレベルで表示するコンポーネントをページレベルのコンポーネントの「上」か「下」で表示する設定、デフォルトは「下」。

▲ レポートレベルが下の場合。

▲ レポートレベルが上の場合。
テーマの設定項目
現在のテーマ
予めプリセットされているレポートの見た目(テーマ)です。既定では「シンプル」「シンプル(暗)」の2種類です。次に紹介するメインとサブの色を変更するとカスタムとして登録されます。

メイン、サブ
これもわかりづらいネーミングで…
メイン | キャンバスの背景色 |
---|---|
サブ | 図形や表ヘッダーの色 |

▲ メインの色を変更するとキャンバスの背景色が変わります。

▲ サブの背景色を変えると図形コンポーネントの色が変わります。図形のほか、表のヘッダーも対象のようです。
配色
棒グラフの棒部分、円グラフの円部分などの配色です。
配色の順序 | グラフの順番でデータポータルが自動で配色します。 |
---|---|
ディメンション | ディメンション毎の色を決められます。全てのグラフでディメンションカラーを統一できます。 |
グラフのパレット


▲ グラフのパレットで指定したカラーから順番に使われます。パイチャートがわかりやすい。

▲ グラフのパレット下部の部分はスコアカードで「比較」をした場合の色付けのようです。

▲ グラフタイプで「スコアカード」を選ぶと、前期間との比較ができます。前期間に比べてプラスならグラフパレットの左の色、マイナスなら右の色が適用されます。

▲ パレットの右下は、グラフ罫線の色を変更するために使います。

▲ グラフ個別でも変更可能なので、 「レイアウトとテーマ」で設定する罫線色は既定色ということになります。
グラフのヘッダー

▲ 右上に点々が縦に3つでるのがグラフヘッダーです。

▲ グラフヘッダーでは並べかえやダウンロードオプションを閲覧者に提供します。
各グラフに並べ替えとダウンロードオプションを表示する領域の表示を制御します。次の3種類のオプションがあり、デフォルトは非表示「なし」です。
- なし
- 常に表示
- カーソルを合わせて表示
まとめ
ヘルプがわかりやすければこんな記事書かなかったけど、自分でも設定項目にあやふや。インターフェースは絞ってあるものの、用語がふんわりしすぎていてどれがどの設定か…よく迷子になっています。
また、なんか投稿します。

なんかってなんだよ
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