ほぼ2ヶ月ぶりの投稿になってしまいました。メインブログ側のネタが溢れすぎていてこちらになかなか来れない。
Googleデータポータルのグラフタイプの中でも最もお手軽なスコアカードの活用方法について記事投稿します。
Tableauというツールも使っているのですが、このスコアカードのように手っ取り早くテキスト指標を作る単体機能はないですね。もちろん、書式設定を使うことで同じようなものは表現できます。
注目指標をサクッと目立たせるときに便利です。ダッシュボードを作るときに上部に指標をいくつか散りばめておくのはBIツールとしてよく使われる手法です。

職場では数字が悪くなると、脚色しろと要請されます…

つべこべ言わずに盛りなさいよ。真実なんてどうでもいいわ
どこの世界もこんなもんですよね。
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スコアカードとは

接続しているデータソース内の指標をカード形式で配置できるコンポーネントです。データソース内にビジネスパフォーマンスを計測できる重要な指標があれば、レポートの上部に配置することで知りたい情報をすぐに把握できます。
スコアカードの作り方
メニューバーの「挿入」、またはツールバーの「グラフを追加」からスコアカードを追加することができます。ツールバーの「グラフを追加」から見るとスコアカードが2種類あります。


- スコアカード
- 数字が短縮表示されたスコアカード

違いはなく、通常のスコアカードを選んでも後からスタイル設定で数字の短縮表示は可能です。

▲ 追加するとデータソースのインデックス番号が最初のものが表示されます。
データのプロパティ
データソース | 選択しているデータソースが表示されます。 |
---|---|
指標 | スコアカードに表示する指標を選択します。 |
デフォルトの日付範囲 |
比較期間のオプションを入れると、任意の期間との増減が表示される。 |
フィルター | スコアカードのみに適用されるフィルター。 指標を何らかの条件で絞る際に使用する。 |
指標の設定
基本的には、指標の選択と比較オプションの利用有無を決めるだけだと思います。


▲ 比較オプションを使うことで前の期間や任意の期間との比較をすることができます。設定後、ブルー、またはレッドで左下に表示されているのが比較オプションです。重要指標が上がっているのか、下がっているのかすぐにわかりますよね。
デフォルトの日付期間の設定

▲ データプロパティにある「デフォルトの日付範囲」でスコアカードの日付範囲を決めることができます。初期設定は「自動」になっていて、これは当日を除いた「過去28日間」表示となっています。

- 絶対指定
- 過去7日間
- 過去14日間
- 過去28日間
- 過去30日間
- 今日
- 昨日
スタイルのプロパティ
指標の短縮表示

▲ 2種類のスコアカードがある話はしていますが、スタイルプロパティからも表示を変更できます。
データが欠落している時の表示方法
指標によっては、対象の日付範囲にデータがない可能性もあります。作ったばかりのウェブサイトならクリックすらされず人も来ないのでクリック数がないこともありますよね。

- 「データなし」と表示
- 「0」と表示
- 「null」と表示
- 「」(空白)を表示
ラベルの書式
このあたりは見たままの設定項目です。

- ラベルフォント
- フォントカラー
- サイズ
- 使用するフォント
- 指標名を隠す
- 指標名、値、比較の配列
- 左揃え
- 中央揃え
- 右揃え
カードの背景と枠線

▲ スコアカードの背景、枠線などを行えます。カードに丸みを持たせることもできるようです。
パディング

パッディングとは、HTMLの概念でコンテンツ内側の余白のことです。左右と上側の余白を決めることができます。
こんな時は?(スコアカードの応用)
集計方法を変更する

集計方法が「自動」だと集計方法は変更できません。データソース側の設定で「なし」としている指標についてはスコアカードのデータプロパティ上で変更することができます。
指標の名前を変更する

データプロパティの指標左側の集計オプションから変更することができます。
フィルターを掛ける

スコアカードにはフィルタ設定が備わっているので、指標から取り除きたい条件があれば指定できます。
スコアカードの利用例
アナリティクス

メインのブログでは権威性の担保とするために実績公開としてデータポータルを使っています。ユーザー数(UU)、ページビュー数(PV)の30日間パフォーマンスをスコアカードで上部に表示しています。
サーチコンソール

サーチコンソールのデータをスマホでも見れるようにしてみました。表示回数(Impression)、クリック数(Url Clicks)、クリック率(URL CTR)などを手元ですぐに見れるようにしてみました。
まとめ
見た目シンプルなカードですが、使い勝手が良いです。大事なKPIだけサクッとみたいときに便利です。
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