【freee】開始残高設定を忘れてしまった場合の銀行残高合わせ方

【free】開始残高設定を忘れてしまった場合の銀行残高の合わせ方 確定申告

2019年からクラウド会計ソフト「freee」を使っています。

「freee」初心者あるあるのようですが、開始残高設定を忘れてしまいました。ツールを使い始めて口座連携後にすぐに仕訳を始めてしまったことが原因です。

アンナ
アンナ

マニュアル見ずに使う人はこうなるのよ

アレコレメモ
アレコレメモ

気づいた時はかなりの量を仕分登録していました。

freeeを会計年度の途中から使い始めると、「前年度の締め」をどうするか聞かれます。これは前年以前に申告処理をしている方が行う操作です。

私は使い始めた年が最初の確定申告だったので「前年度なんてないよ」と適当にポップアップを閉じる処理してしまいました。

開始残高設定のチャンスは使い始めの一度きりしかないそうで、「前年度の締め」をしてしまうとそのチャンスを逸してしまいます。

freeeに慣れてきたころに、銀行残高がどうしても合わない原因を探しているときにこの事実に気づきました。

結果的には、「振替伝票」という機能を使うと開始残高を解消することが出来ました。

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freeeの開始残高設定とは

会計freeeを初めて利用する年度では、その開始時点における資産や負債の残高を設定します。(開始残高の設定)

現金・銀行口座・固定資産・クレジットカードをお持ちの方や、借金や開業前にかかった費用がある方は、それらの残高を設定しましょう。

【個人】開始残高を設定する
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freeeで開始残高設定を忘れてしまった場合

私は次のメッセージで気付きました。

【free】開始残高設定を忘れてしまった場合の銀行残高の合わせ方(銀行口座画面で抜け漏れがあると出てくるエラー表示)
銀行口座画面で抜け漏れがあると出てくるエラー表示

銀行口座で上記のメッセージが出ている時は、仕分けが間違えていたり、開始残高設定を忘れていたりする可能性があります。

正常な状態だと画像内の「同期残高」「登録残高」が一致します。

このゆうちょ銀行はメインでは使っていない口座で取引先のひとつから報酬をもらうためだけに口座開設したので明細は数えるほどしかありません。

アレコレメモ
アレコレメモ

a8.net(エーハチ)受取用です。他行宛の振込手数料がやたら高いので仕方なく、ゆうちょをつくったという…

【free】開始残高設定を忘れてしまった場合の銀行残高の合わせ方(タイムラインを見ると最初からずれている)
タイムラインを見ると最初からずれている

▲ 銀行口座の明細から使えるタイムライン機能でどの時点でズレが生じたか調べることができます。この口座の場合、最初からズレていますよね。

最初の確定申告は2019年度、この口座は20年度に登録したので開始残高設定をしていません。この口座はわかりやすい例なので今回の記事に使っていますが、2019年時点ですべての銀行口座でこの状態になっていました。

開始残高設定

通常は、[設定]-[初期設定]項目の中に[開始残高の設定]があるようです。

この[開始残高の設定]がない場合、前年度締めをしてしまった可能性が高いです。

開始残高の設定は、会計期間が初年度の時にしか表示されません。

したがって表示されない場合、年度締めをされている可能性が高いです。

2期目以降の期首残高は前年の期末残高から繰り越される形になりますので、残高の金額を入力することはできません。

一旦、前年度に戻って正しい前期期末残高になるように修正します。

もし、今期から本格的にfreeeを使うという場合、前期のデータをリセットし、新たに今期を初年度として開始残高の設定をすることもできます。

公式 [設定]-[初期設定]項目の中に[開始残高の設定]が無い
アレコレメモ
アレコレメモ

えー、リセットするの。。。怖い。

いちおう、freeeに問い合わせました。

ヘルプの人
ヘルプの人

リセットの操作をされますと、ご登録されていた会計データが抹消され、復元ができなくなりますので、リセットの操作をされます際には、必ずお客さま自身で事前にリセット対象のデータをcsvデータとしてバックアップされるようお願い致します。

アレコレメモ
アレコレメモ

大変そうなんでリセットしたくないです。ほかに不一致を解消する方法はないですか?

ヘルプの人
ヘルプの人

では、会計年度を戻さずに残高を変更する場合、「振替伝票」を発行することも可能です。

振替伝票」というのは、会計処理をする中で仕訳帳に記載された取引を修正したり、調整したりする場合に使うそうです。

振替伝票を発行して銀行口座の残高不一致を修正する

【free】開始残高設定を忘れてしまった場合の銀行残高の合わせ方(ずれた金額を確認する)
ずれた金額を確認する

では実際に修正します。不一致の金額は「4,239円」です。

【free】開始残高設定を忘れてしまった場合の銀行残高の合わせ方(確定申告からそのほかの機能を選ぶ)

▲ [確定申告]メニューの[その他の機能]をクリックします。

【free】開始残高設定を忘れてしまった場合の銀行残高の合わせ方(振替伝票の機能を選ぶ)

▲ 機能一覧から[振替伝票]をクリックします。

【free】開始残高設定を忘れてしまった場合の銀行残高の合わせ方(振替伝票を発行する)
振替伝票を発行する
日付 1月1日など適当な期首日付を入れる
借方の勘定科目 「(修正したい)銀行口座」を選択する
借方の金額 修正金額を入れる
貸方の勘定科目 適当な勘定科目を入れる
(上記の金額は、事業とは関係がないので「事業主借」としています)
貸方の金額 借方と同額を入れる
備考 「期首残高不一致のための修正処理」など振替伝票を発行した理由を入れておく。

振替伝票を発行したら、不一致が出ていた銀行口座を確認します。

【free】開始残高設定を忘れてしまった場合の銀行残高の合わせ方(タイムライン上のエラーが消えた)

▲ タイムライン上のエラーも消えています。

【free】開始残高設定を忘れてしまった場合の銀行残高の合わせ方(同期残高、登録残高の金額も一致した)

▲ 同期残高、登録残高の金額も一致しました。

これで開始残高設定をしていない銀行口座の残高不一致が解消されました。

まとめ

新年度で新しく口座をいれたのでまた残高不一致が出ていましたが、これで解消です。普段やらない処理なので久々にやろうとしたら迷いました。

ということで記事にメモ _φ(・_・

(追記)残高不一致の別ケース(銀行明細の取得期間切れ)でも記事投稿しました。

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