MacへOneDriveアプリのインストール、設定・同期までを記事にします。
Microsoft365の法人向けビジネスプランを個人で契約しており、OneDriveが1TBまで使えるようなのでiCloudで有料契約している分を移してそちらは解約したいというのがきっかけ。
Mac用のOnedriveアプリ
AppStoreからダウンロード
AppStoreで探すと普通に見つかります。
公式アプリにして★3.3とはまた手厳しい評価です。

インストールと初期設定

▲ アプリを立ち上げるとアカウントを聞かれます。新規の人は「アカウントの作成」へ、アカウントがある人は「サインイン」へと。


▲ ログインすると、OneDriveフォルダーの場所を指定します。

▲ 特に希望もなかったのでユーザー名のアカウント直下にしました。

▲ ここから少しチュートリアルが始まります。




Finderのサイドバーに追加
ホームディレクトリ配下にOnedriveを追加しましたが、よりアクセスしやすいようにFinderの「よく使う項目」へと追加します。
フォルダーを選んでドラッグ&ドロップするだけです。逆に不要になった場合は、「サイドバーから削除」とすれば消えます。

起動(同期開始)や設定画面へのアクセス

▲ アプリランチャーからOneDriveアイコンをクリックした場合の動作は次の通り。
- OneDriveが起動(同期)している場合は、フォルダーが開く
- OneDriveが起動(同期)していなければ、同期を開始する

▲ OneDriveの設定を行う場合は、Mac右上のステータスメニューから雲のようなアイコンを押します。
重要そうな設定は画像にある通り、ファイルオンデマンドというものになります。
ファイルオンデマンドの設定
OneDriveのファイルオンデマンドとは、クラウド上のファイルを必要なときにダウンロードすることにより、ローカルの記憶領域の消費を抑える仕組みです。
ファイルオンデマンドはWindowsだけでなく、Macでも使うことができます。
- ファイルの保存をオンラインを基本とすることで、デバイス上の容量消費を節約できる
- 常にローカルで使いたいファイル・フォルダーが自由に設定できる
- 他人と共有されているかの情報を把握できる
- ファイルを開くためのアプリがなくても大体のファイルはサムネイル表示される
インストール直後の初期状態は、ファイルオンデマンドは有効にはなっていますが使えるようにはなっていません。MacのFinder拡張設定を有効にする必要があります。

▲ Mac右上のステータスバーのOneDriveアイコンを押し、「Finder拡張機能を有効にする」をクリックします。

▲ Finder機能拡張の設定画面が表示されるので、「OneDrive Finder Integration」にチェックを入れます。

▲ OneDrive側のファイルオンデマンドは初期設定で有効になっているので、Finder機能拡張が有効にされればファイルオンデマンドが使えるようになります。
使い方
Finder/オンラインで開く

Mac画面上部のステータスバーの雲マークを押すと、オプションが表示されます。
「フォルダーで開く」はFinder操作となります。「オンラインで表示」と押すとブラウザ上にOneDriveが表示されます。
ファイル・フォルダ操作
基本的にFinderでのファイル・フォルダ操作と違いはありません。

▲ ファイルオンデマンドが有効になるとファイルやフォルダーの右下に同期状態を示すアイコンが表示されます。
アイコンの状態 | 説明 |
---|---|
![]() | ファイルやフォルダーは、クラウド上にのみある状態。ローカルデバイスの記憶領域は消費されていない。インターネット接続がない場合はファイルを開けない。 |
![]() | ファイルやフォルダーを開くとデバイスに一時的にダウンロードされる。一定期間は、インターネット接続がない状態であってもファイルを開くことができる。 |
![]() | ファイルやフォルダーはデバイス上に常にある状態。[このデバイス上で常に保持する] としてマークしたファイルのみにこの状態が適用される。インターネットアクセスがなくても常にファイルを開くことができる。 |
ファイルをローカル保存しておくかどうかは、ファイルを選んで右クリックで決められます。

▲「このデバイス上で常に保持する」を選べばローカル保存、「空き容量を増やす」を選べばクラウド保存となります。あまり使わないものは、クラウド上においておけばデバイスのストレージが消費されません。
設定画面を開く

Mac画面上部のステータスバーの雲マークを押すと、オプションが表示されます。


容量は「アカウント」でわかるようです。

「ネットワーク」設定ではダウンロードやアップロードの帯域設定ができようです。どんだけつかうの。
同期を一時停止する

Mac画面上部のステータスバーの雲マークを押すと、オプションが表示されます。
「同期の一時停止」で同期作業を中断できます。停止できる時間は次の通り。
- 2時間
- 8時間
- 24時間
OneDriveを終了する

Mac画面上部のステータスバーの雲マークを押すと、オプションが表示されます。
「OneDriveを終了する」で同期が完全に終了します。Finder上のファイルアイコンは残っていましたが、アクセスはできなくなっていました。
OneDriveと正常に同期しない、などのケースではOneDriveの終了・起動を行ったほうが良さそうです。
OneDriveをアンインストールする
アプリ削除用のプログラムはないので、ほかのMacアプリと同様にアプリケーションフォルダからアプリをゴミ箱に入れるだけです。
- OneDriveのデータをほかに写す
- サイドバーからOnedrive項目を削除する
- アプリケーションフォルダからOnedriveを削除する

まとめ
設定自体はそれほど難しくなくサクッと終わります。
ファイルオンデマンドを有効にしておけば、iCloudドライブと同じような感覚で使えることがわかりました。2つもサブスク契約したくないのでいくらかファイルをiCloudからOneDriveへと移しましたが、写真ライブラリが大きくまだサブスクを解除できない。
写真ライブラリを分割しないといけないのか…(心折れそう