BIツール「Qlik Sense」の日本語書籍(本)が初登場。裾や拡大につながるか。

BIツール「Qlik Sense」の日本語書籍(本)が初登場。裾や拡大につながるか。 データ可視化

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先日、BIツール「Qlik Sense」向けの日本語書籍が目に入ったのでご紹介します。

「あれ!?初めてじゃないっけ」と思ったらやはりそうでした。

「Qlik Sense」は、QlikTechが開発した次世代のセルフBIツールです。連想アナリティクスエンジン、高度な AI、高性能なクラウドプラットフォームを備えています。

Tableau同様に、簡単にデータへアクセスできて、ドラッグ&ドロップ操作でダッシュボードを構築します。

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Qlik Senseユーザーのためのデータ分析実践バイブル

Qlik Japanが公認する日本語書籍のようです。価格は4,200円、500ページほど。

発売日 2020/9/7
出版社 翔泳社
著者 濱野正樹 氏
ページ数(紙媒体) 500
主な内容
  • 基礎編
    • Qlik Senseの概要
    • Qlik Senseを試してみよう
    • 基本的なビジュアライゼーションの作成
    • より便利なビジュアライゼーションの使い方
    • アプリへのデータの追加
    • データ準備とモデリングの基礎
  • 応用編
    • 高度な分析を行うため関数
    • ロードスクリプトによるデータ変換
  • 実践編
    • 販売実績データ分析での実践
    • 人事データ分析での実践
  1. Chapter 1 Qlik Senseの概要
    1. Qlik Senseの特長
    2. Qlikの製品体系
  2. Chapter 2 Qlik Senseを試してみよう
    1. Qlik Senseの利用環境セットアップ
    2. 拡張知能で作る初めてのアプリ
    3. 複数データを使った基本的なデータ分析
    4. 連想インデックスによる分析
    5. データストーリーテリングの活用
    6. 主な画面構成と操作方法
  3. Chapter 3 基本的なビジュアライゼーションの作成
    1. チャートの全体像を理解する
    2. DARとアプリ設計の考え方
    3. 標準チャート
    4. Qlik Visualization Bundl(Qlikビジュアライゼーションバンドル)
    5. 地図(マップ)の活用
  4. Chapter 4 より便利なビジュアライゼーションの使い方
    1. ドリルダウン軸の活用
    2. 累計・移動合計・移動平均・差分
    3. 代替軸・代替メジャーの活用
    4. チャート間の共通色の適用
    5. グリッド間隔やシートのサイズの変更
    6. チャートごとに異なった選択条件を適用
    7. デフォルトシートや動的なフィルタの設定
    8. 変数を利用したチャート表示
  5. Chapter 5 アプリへのデータの追加
    1. アプリへのデータ追加の概要
    2. データマネージャーを使ったデータの追加
  6. Chapter 6 データ準備とモデリングの基礎
    1. ディメンショナル・データモデリング
    2. テーブル間の関連付け
    3. テーブル内のデータ変換
  7. Chapter 7 高度な分析を行うための関数
    1. 関数の種類と数式エディタの利用方法
    2. 基本的な集計関数と演算
    3. Aggr関数で行う多段階集計
    4. 日付や時刻を扱う関数
    5. 前月比、移動平均、累計の計算
    6. 値の範囲でのグループ化と順位付け
    7. 文字列関数
    8. チャート表示や色をコントロールする関数
    9. SET分析による自由な集計
  8. Chapter 8 ロードスクリプトによるデータ変換
    1. 初めて作るロードスクリプトと主な画面構成
    2. データ追加と基本的なデータ変換処理
    3. ファイルへのデータ保存
    4. 基本的なデータモデリング
  9. Chapter 9 販売実績データ分析での実践
    1. ABC分析
    2. 購入人数、買上率、リピート率の算出
    3. バスケット分析
    4. 併売リフト値
    5. RFM分析
  10. Chapter 10 人事データ分析での実践
    1. 人事データ分析の準備
    2. 36協定に基づいた残業時間のモニタリング
    3. 残業時間移動平均のモニタリング
    4. 散布図による残業時間の可視化
    5. アプリの高度化:基準月選択機能を追加

GUI上の操作からとっつきづらい関数、後半にはTableauで言うところのPrep、データ準備も含まれていそうな印象です。

実践編では販売部門、総務部門的なお題あるので似たような職場で働いている人にとってはすぐに使えそうなないようです。

出版は翔泳社から

出版・販売元は技術紙取り扱いが豊富な翔泳社です。翔泳社独自サイト(SEShop)からなら紙の書籍だけではなく、扱いが楽なPDF版も購入できます。

テック系の大きい本は紙でもっているとかさばるばかりなので、PDF版のようなパソコンの画面に写せるタイプがいいですよね。見様見真似で操作していけばツール習得も早まります。

翔泳社が運営するSEshop にはTableauをはじめとしたBIツール、人気のデータサイエンス、データのモデリングとして注目度の高いPython関連の書籍が豊富です。

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終わりに

「Qlik Sense」は、過去に営業さんが職場にいらしたような…

Tableauが中級以上に使える人はツール移行は問題ないでしょう。

ライセンスの価格は、アナリティクス機能のQlick Sense Buisnessで月額30ドル~、高いライセンスでも月額70ドルとなっています。

ビジネスプランは始めやすいんですかね。Tableauよりも大分安く見えます。70ドルのほうは使う人数によるので何とも言えない。

Tableauか、Qlik Senseか、どちらかを導入検討している企業は一見の価値がある書籍と言えそうです。