【freee】確定申告に向けたSmart-Cアフィリエイト報酬の仕分・登録方法

会計ソフト「freee」を使ったSmart-Cアフィリエイトの仕分方法(アドウェイズ) 確定申告

クラウド会計ソフト「freee」を使ったSmart-Cアフィリエイトの仕訳の方法について記事投稿します。

Smart-C は、アドウェイズ社が展開しているスマートフォンアプリを使ったアフィリエイトです。

数多くのアプリが登録されていて、アプリダウンロードで発生し、否認も多くはないため相性が合うと成果を出しやすいASPのひとつです。

報酬の支払い条件がほかのASPよりややハードルが高く、5,000円を超えてからの支払いになります。

ここをメインASPにするサイトはそれほど多くはないでしょうから、報酬機会も毎月とはいかない人も多いのではないでしょうか。ただ、確定申告としては合算処理しないといけないので忘れずに帳簿付けしましょう。

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Smart-Cをご存知ない方へ

会計ソフト「freee」を使ったSmart-Cアフィリエイトの仕分方法

参考 アプリASPなら「Smart-C」

Smart-C は、株式会社アドウェイズが展開するASPサービスです。

アドウェイズは、2001年に設立。2006年に東証マザーズ上場を果たしたインターネット広告企業です。現在はアジアを中心とした世界各国にも事業展開をしておりインターネット広告事業や、メディアやアプリの開発・運営事業など、幅広く事業を行っています。

アプリが中心となるASPで特にゲーム系、占い系が多いです。また、VOD、雑誌、書籍、漫画などの月額課金(サブスクリプション)系にも力を入れています。

アプリの多くは初回ダウンロード&初回起動で発生する条件が多く、アプリをダウンロードさせられれば報酬に繋がる可能性が高いです。

アフィリエイトは発生しても否認されるケースがあるのですが、Smart-Cの承認状況は他社に比べても良好と言えます。

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アフィリエイトは成果が確定してから売上登録する

会計ソフト「freee」を使ったSmart-Cアフィリエイトの仕分方法

アフィリエイトをやっていると「発生」やら「確定」やらといったキーワードを耳にします。

アフィリエイトの経理的流れ
  • 発生時点
    発生主義

    アフィリエイトでよく言われる「発生」という概念は、サイトに来た読者がリンクをクリックして商品やサービスを購入した時点で計上されます。

  • 確定時点
    実現主義

    発生したオーダーのうち、すべてが「確定」されるわけではなく、有効な購入のみが「確定」されます。ここで報酬を得る金額が確定します。まだ、報酬は振り込まれていないのでいわゆる「売掛金(未払金)」の状態です。

  • 入金時点
    現金主義

    その後、ASPから銀行口座に入金されます。

商品やサービスを購入しても成果条件になっていない、あとでキャンセルされた、ほかのサイトで自分のサイトより後で同じアフィリエイトリンクを踏んでいた…などの理由で「発生」した案件であっても後で「否認」されることがあります(闇の理由もありそうだけど…)。

セルフバックしたものも同じ管理画面でカウントされます。当月または翌月に確定してくるのでしっかり確認しましょう。

手持ちのサイトで旅行ジャンルを扱っていますが、発生から確定までが非常に長いです。1か月、2か月なんてざら。なので忘れたころ、数か月後に収益があがってくるなんてこともあります。

どのASPでもそうですが、確定した報酬のみを毎月記帳することになります。

Smart-C 実際の仕訳方法

仕分けの流れ
  • ステップ1
    月始めに前月の確定報酬をfreeeに登録する

    「取引の一覧・登録」から確定売り上げを登録します。

    freee上の仕分け
    発生日 借方 貸方
    勘定科目 金額 税区分 勘定科目 金額 税区分
    (月の最終日) 売掛金 (金額) 対象外 売上高 (金額) 課税売上10%
  • ステップ2
    銀行に報酬が振り込まれる

    Smart-Cの場合は、アドウェイズ名義で振り込みされます。

    名前が全然違うので久しぶりに登録しようとするとどこのASPだっけということもしばしば…

    報酬合計が5,000円(税込)に達したら到達月の翌々月15日に振り込まれます。

    振込手数料は無料、嬉しいですね。

    振込例
    • 4月:2,000円
      • 5,000円未満なので繰越
    • 5月:500円
      • 前月との合算でも5,000円未満なので繰越
    • 6月:2,500円
      • 前月、前々月と合わせて5,000円以上に到達
    • 8月:4〜6月分が振り込まれる
  • ステップ3
    銀行口座の明細とステップ1の明細を関連付ける
    freee上の仕分け
    発生日 借方 貸方
    勘定科目 金額 税区分 勘定科目 金額 税区分
    (振り込まれた日) 銀行名 (金額) 対象外 売掛金 (金額) 対象外

ステップ1:月始めに前月の確定報酬をfreeeに登録する

月の最初の作業として、前月分の売り上げを freee に登録します。

Smart-Cの管理画面を確認する

Smart-C の場合、月が変わってもすぐに前月分の報酬が確定していません。

先延ばしにすると忘れてしまうのでほかのASPと合わせて登録するよいでしょう(このあたりの考え方はそれぞれです)。

売上登録自体は、実現主義に基づき振込を待たずに売上登録します。

会計ソフト「freee」を使ったSmart-Cアフィリエイトの仕分方法(報酬に関するレポートが二つある)
報酬に関するレポートが二つある

報酬金額を見るレポートが2種類あります。

  • 報酬履歴(画面右下)
  • 報酬レポート(上部メニュー)

前者に確定済みで税込価格の報酬が記載されます。ただ、こちらの更新は遅いです。月初にすぐに登録する場合は後者の報酬レポート(税抜)を見ることになります。

振込自体は内税、税込金額で振り込まれます。

会計ソフト「freee」を使ったSmart-Cアフィリエイトの仕分方法(報酬履歴の画面、税込表記になる
ただ、更新が遅い)
報酬履歴の画面、税込表記になる
ただ、更新が遅い
会計ソフト「freee」を使ったSmart-Cアフィリエイトの仕分方法(報酬レポートの画面、税抜表記
更新は早い)
報酬レポートの画面、税抜表記
更新は早い

▲ 報酬に関するレポートが二つありますが、前者は更新が遅いので待ってられないようであれば後者レポートで処理できます。私は後者のレポートを使い、消費税分を込めて売上登録しています。

freeeに登録する

「取引一覧・登録」から売上を登録します。

ここでは2020年4月分(報酬レポートに記載ある税抜報酬 4,760円)を例にとります。まず、税込価格に計算しなおします。

税抜報酬 4,760円 × 1.1 (消費税10%)= 5,236円

会計ソフト「freee」を使ったSmart-Cアフィリエイトの仕分方法(売上登録方法)
売上登録方法

▲ 一通り入力したら「詳細登録」を押します。

収入・支出 「収入」を選ぶ
決済 未決済
期日 空欄
発生日 月末
取引先 アドウェイズ
管理番号 空欄(任意)
勘定科目 売上 か 雑収入
税区分 課税売上10%
金額 (確定した金額)
品目・部門・メモタグ インターネット広告(任意)
備考 (任意)

▲ Smart-Cと入れたいところではあるのですが、振込名義がアドウェイズが使われます。振込後に売上明細を探しやすくできるようにアドウェイズ名称を使うとよいでしょう。

ステップ2:銀行に報酬が振り込まれる

Smart-C から登録した銀行口座に対して振込があります。振込レポートの金額と差異がないか確認しましょう。

ステップ3:銀行口座の明細とステップ1の明細を関連付ける

freee上で振り込みを受けた口座の明細画面に移動します。

会計ソフト「freee」を使ったSmart-Cアフィリエイトの仕分方法(銀行明細と売上明細の紐付け)

▲ 「登録待ち」状態の対象明細を探し処理を始めます。

ここで売上登録をする必要はありません。ステップ1ですでに売上登録が行われているので、その明細とこの振込情報を紐付けます。

会計ソフト「freee」を使ったSmart-Cアフィリエイトの仕分方法(銀行明細と売上明細の紐付け)

未決済取引の消し込み」タブを選んで処理します。「未決済の取引から選択する」を押してステップ1で登録した明細を探します。

会計ソフト「freee」を使ったSmart-Cアフィリエイトの仕分方法(銀行明細と売上明細の紐付け)

▲ この時の振込では4ヶ月分の売上がまとめて振り込まれました。金額に相違がある場合は、ステップ1の取引一覧の明細とSmart-C管理画面を見直したほうがいいでしょう(この時点で上述の「報酬履歴」を見れば確定しているはず)

会計ソフト「freee」を使ったSmart-Cアフィリエイトの仕分方法(銀行明細と売上明細の紐付け)

▲ 「登録」を押して処理終了です。Smart-C は振込手数料がないので登録はこれで終わりです。

まとめ

登録作業としてはコツを押さえれば簡単です。

参考 アプリASPなら「Smart-C」

初心者でも使いやすい会計ソフト「freee(フリー)」

私は確定申告に向けて、クラウド会計ソフト「freee」を選びました。

日常的に、会計的な業務に触れる機会がほとんどなく、簿記も馴染みがない。個人事業の収支をエクセルで管理できるかとても不安でした。

そんなときに、freeeを知りました。

銀行やクレジットカードとの連携機能が非常に強力、インターフェースも洗練されていて使いやすいです。ちょっとした仕訳くらいならスマホからでも出来ちゃいます。

選ばれている会計ソフト「freee」

現在はスタータープランを使用中。

操作でわからないことはメールで問い合わせすることができます。

最初の確定申告はわからないことだらけです。そんなときにツールの使い方で迷いたくない。有償ソフトを選んだ理由の半分くらいは誰かに聞ける環境が欲しかったから。

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