Tableau Prepを手元のMac環境にインストールしていきます。
Tableau Prepは、2018年にリリースされた比較的新しいソフトウェアです。データをより簡単に、わかりやすく直感的にクリーニング作業することに長けています。
Prepには、「Tableau Prep Builder」「Tableau Prep Conductor」と2種類ありますが、今回の対象は前者となります。
参考 Tableau Prep for Business Intelligence
Tableau Prep Builderのインストール
入手方法
ソフトウェア自体は、次のURLよりダウンロード可能。インストーラーのサイズがかなりあるので安定した回線でダウンロードをお勧めします(1GB以上あり)。
2018年の春より開始されているライセンスプログラムでCreatorライセンスを購入すると、Tableau Prep Builderが含まれています。サブスクリプション形式なので利用期間は1年です。
Creatorライセンスがない人も、旧Desktopライセンスでメンテナンス契約(保守契約)が継続されていれば、Prepを使う権限があります。言い方をかえると、Prepリリース前のDesktopでメンテナンス契約を打ち切っている方は使えないということになります。
一旦、打ち切ったライセンス契約の再開については、一度代理店に聞いたことがあり、次の年度からメンテナンス費用を支払えば可能との回答でした。ただ、Creatorが出る以前に聞いた話なので現状は不明。必要な方はTableau社、または代理店に聞いたほうがよいでしょう。
ちなみに、Desktopライセンスのみの新規購入は打ち切られています(悲報)
システム要件
私が所有しているMacは2016年版で特別なカスタマイズはしていません。動作としては特に不便は感じていません。
分類 | Windows | Mac |
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OS要件 |
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最小要件 |
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推奨要件 |
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参考 Tableau Prep for Business Intelligence
無料トライアル期間は14日間
少し考えたのですが、Tableau Prep Builderを試使用する目的とはなんでしょうか。
Prepの機能は強力で、作業効率化が出来るのは間違いないのですが、やること(本質的な作業)どちらかというと地味です。データ分析の事前作業でデータをクリーニングしていく。
Tableauを使う本来の目的が、データ分析でその結果から知見(BI)を見出すということを考えると、Prepのみで試使用する方って限られてきそうです。
- Tableauをこれから導入する企業。とりあえず入れてみる。
- Tableau Desktopを保有していたが、メンテナンス契約を打ち切った企業。Prepの機能に興味があり、Desktopに比べた優位性を検証したい。
- ライセンスが足りないけど、一時的な利用環境を確保したい。
正直なところ、1番目の検証だと結構厳しそう。TableauDesktopを一定レベルで触っていない段階でPrepのみ(またはDesktopと併用的に)検証というのは、14日だと少しもの足りない。
Prepの出力結果はDesktopでも同様に得ることができるので時間が厳しい場合はDesktop優先でよいかも。
UdemyでPrepの動画学習をしました。Desktopをそれなりに使っているので手はほぼ動かさなかったけれど、使い方はマスターできました。でも、Desktopに触れたことがなかったら動画見ただけでは厳しそう。
2番目に該当する方は結構いるのでしょうか。
いつか何かのハンズオンにいったときに、メンテナンス契約をしていない旧バージョンを使っている方が何人か見られました。メンテナンス契約を再開してPrepを使いたい、そういうニーズでの検証でしょうか。
Tableau Prep Builderのインストール方法(Mac)
今回は、MacですがWindows10にもインストールしています。MacにしてもWindowsにしてもインストーラーの指示に従えばすんなり終わります。
実際のインストールの様子
ボタン押すだけです。






サイレント・インストール
PrepについてはWindows版のみのようですが、コマンドラインを使ったサイレントインストールが可能です。相当大きい会社で使う感じでしょうか。個人的には使うことはなさそうです。
tableau_<product_installer_name>.exe /option1 /option2 PROPERTY1 PROPERTY2
公式 Tableau Desktop/Prepサイレントインストール詳細
ライセンス適用(アクティベート)
Tableau Prep Builderのアクティベートは、ライセンスキーを入手した上でソフトウェア上で適用すればアクティベーションが完了します。
オフライン環境でのアクティブ化
Tableauはどのソフトウェアもそうですが、インターネット環境に接続されていることを想定しています。ライセンスの適用は通常はオンラインが求められます。ただ、私も経験がありますが職場のプロキシと相性が悪い場合は「オフライン・インストール」も検討する必要があります。
2019年3月時点でPrep関連のURLは整理されていないようでところどころリンク切れが見られます。
Tableau Prep Builderのアンインストール方法(Mac)
Tableauのサイト見てもきちんとしたマニュアルはないのか、曖昧にしたいのか…
恐らくデスクトップと同じ要領でしょうね。Macの場合、ライブラリフォルダを削除しないと完全な削除にならないみたい。

最近のMacではライブラリフォルダはGUIで見えないようにしてあるのでコマンドラインを使う場合、気をつけた方が良いですね。
まとめ
Tableau Prep Builderのインストールについてまとめてみました。少しずつ触れている状況です。まだ、不慣れですが機能の強力さは実感しています。