Udemyというオンライン学習プラットフォームを使って、絶賛情報少な目で話題?のTableau Prep入門講座を受講してみました。
Tableau公式で徐々に日本語情報も増えつつあるものの、説明が難しいしなんとなく読みづらく頭に入ってこない。
ウェブを調べていたらUdemyでTableau Prepの入門トレーニングが取り扱われていました。日本語でしかも講師はGoogleアナリティクスやTableau関連セミナーで多くの登壇実績がある有名な方による解説。Udemy自体も初利用だったのですが、セールで通常より安かったというのもありお試しで受講してみました。
Tableau使われている方ならご存知の通り、実際に手を動かして頭に入ってくるツールです。オンラインドキュメントの文面読んでいるだけで実際の操作環境がなければイメージが湧きづらいです。

結果的には受講してよかったです。
- Tableau Prepで何ができるのか把握したい人
- Tableau Prep入れてみたけど使い方がよくわからず途方に暮れている方
- Tableau PrepとDesktopの違いがいまいちわからない方
参考 Tableau Prep for Business Intelligence
Udemy(ユーデミー)について少し
Udemyはオンライン学習プラットフォームを提供する企業です。会社自体は米国の企業ですが、日本のベネッセとも提携して販路を広げつつあります。学習プラットフォームと言っても学生向けという感じではなく、大人向け・ビジネス向けのコンテンツが多く取り扱われています。
Udemyの詳細と利用方法については次の記事にまとめています。
『ゼロからのTableau Prep入門』

コース概要
その名の通り、Tableau Prepの入門講座です。
スキルレベル | 全てのレベル |
---|---|
受講者数 | 45人(2019年4月中旬時点) |
言語 | 日本語 |
字幕 | なし (スライド説明あり) |
レクチャー数 | 51 |
コンテンツの長さ | 全部で5時間程度 |
講座内容
2018年に登場したTableau Prepに関する講座です。
Tableau Prepは、データプレパレーション(データの事前準備)に特化したツールです。プロジェクト・マエストロで開発が進んでいたのはTableauを使われている方であれば多少はご存知ではないでしょうか。
この講座で次のようなことが解説されています。
- データプレパレーションの概要
- データプレパレーションとはそもそも何か?
- Tableau Prepで何ができるか?
- Tableau Prepの機能
- データ接続
- クリーニング、集計、ピボット、ユニオン機能の解説と使い方
- 出力の追加
- データプレパレーションを効率的に行うための機能紹介
- 実践的なユースケース
- 少しわかりづらい集計、結合、ピボットを実務目線で詳しく説明

経験豊富な講師

講師は木田和廣さんよ。
Tableau関連のセミナーに何度か行けば一度くらいは見かけます。ブログをやるようになり、Googleアナリティクスに触れていますがその分野の権威でもあります。セミナーでの解説でわかりやすいことはわかっていたので購入の敷居は下がりました。
肖像権の都合、画像引用は控えます。
実際の受講風景と感想
講座のタイトルは、『ゼロからのTableau Prep入門』とあるのですが実際のところはTableau Desktopを使える人の方が有利で理解のスピードが異なります。私の場合はTableau Desktopを2年ほど触れており、中級レベル程度のユーザーだと思います。
Tableau Desktopが使えない本当に初心者だったとしたら少しとっつきづらいかもしれない。その場合は、先にTableau Desktopの講座を受講しておくとよいでしょうね。同じ木田さんでDesktopの講座もあります。
目次感覚で見返せるセクション・エピソード構成
この講座というよりはUdemyの特長だと思うのですが、動画のコンテンツが細かく別れています。講座自体はセクションで章構成されて、各セクションの中で数分〜十数分のエピソードに別れています。

▲ 機能毎にエピソードが別れています。一旦学習してもあとで使い方を忘れた時に該当する箇所のみを逆引き的に見返せるので役にたちます。
スライドでの概念説明

ちょっと込み入った内容はスライドを作っていてツールで触れる前に概念を説明してくれます。
実践的コンテンツ
講座の最後の方には、「Tableau Prepによる実践的問題解決」と称したより実務に近い内容が盛り込まれています。

Tableau Prepで少し難しい印象があるのが「集計」という概念。Tableau Desktopとの使い分けを見極めるため、何度か見返しています。
この講座の良いところ・残念なところ
総じてオススメです。
- 実際の操作を見ながら学べる。シンプルなお題での操作なので見るだけでも頭に入ってくる。
- 動画は細切れになっていて学習を区切りやすい。業務のちょっとした隙間時間を活かせる。
- Tableauの権威者によるわかりやすい説明がリーズナブルな価格で受講できる。
- 5時間という時間が取れない方、職場で動画が見れない方は少し学習が難しくなる。
- 動画の音声が若干途切れたりする。
- セクション説明での講師が全面に出るところはもうちょっと違うアプローチでの使い方が良いかも。
まとめ
Tableau Prepはすでに業務で使い始めて、少しずつコツがわかってきました。ツールがまだ若いので実際に使っている人の情報がなかなか少ないです。動画を細切れでも見進めてサクッとツールの概念や使い方を身につけられるのは時間的コストを省略できてよかったです。
私の職場環境もそうですが、Windows7→10への切り替えで今まで使えなかったTableau Desktopの機能やPrepを使う機会が増えてくる方多いのではなないでしょうか。
現時点で情報少な目のPrepなので色々調べるよりも動画でトレーニングしながら短時間に学習してしまうのがツール上達の近道かと思います。