2020年春到来(但しコロナウィルスも…)。
この時期になると就職や異動などに伴い、新規一転で何かを始める人が多い時期。今年こそはTableauをマスターするぞ、と意気込む方も多いのでしょうか。
AI、データサイエンティストなる言葉が注目を集めるこのご時世。BIツールのひとつでも使えたほうが職場の業務改善や効率を上げる上で役立ちます。
BIツール界隈、調べれば必ず「Tableau(タブロー)」という言葉を必ず見聞きします。
それもそのはず、ガートナーによれば「Tableauは分析及びBIプラットフォームで8年連続でリーダー的な役割」と位置づけられています。
是非とも覚えておきたいTableau Desktop。
Tableauを数年来使うアレコレメモより国内で受けられる研修・講習サービスをまとめてみました。
Tableauはマニュアル・書籍のみの学習はキツイ
これは私の経験談として。
Tableauを身につけるには公式マニュアル、書籍だけではなかなか苦労します。もちろん、多くの情報が公式マニュアルに存在するのは事実ですが、これを読み解くにも「一定のツール慣れ」が必要です。
書籍についても自分の引き出しを増やすため、最近いくつか購入しているんですけど…
どれもこれも画像がちっさい…
プログラミング言語のようなものは書籍で学ぶのが良いと思います。
しかし、学習するツールによっては「どこのボタンを押すとどんな現象が起きるのか」という視覚的な情報が必要なことがあります。その点、Tableauのようなツールは人の操作を目で見て覚える学習方法が効果的と言えます。
無料か有料か、研修サービスの選び方
無料で受けられる研修、有料で受けられる研修とあります。
無料の研修サービス
無料のものは短時間、いわゆるハンズオンで2~3時間ほどのものが多いです。
本当に導入部分であり、Tableauってどんなツールなのかの説明、いわゆる「紹介」に近い。Tableau社も公式ハンズオンを定期開催しているので前提知識が全くなく、導入するかどうかを考えているのであれば最初に参加しておきたいところです。
短時間の研修でも勘の良い人であればその後は公式サイトのマニュアルや動画を読み解くことでツール習得は可能と考えます(あくまで勘の良い、器用な人)。
無料サービスでひとつ注意なのは、それを行う企業は利用者に対してサービス提供後になんらかのアクションを期待しています。その会社を通じたTableau製品の購入、新たな研修サービスの購入、Tableau環境そのものの導入コンサルティングなどがそれにあたります。
タダにはタダなりの理由があります。
無料サービスを享受したのであれば、なんらかの見返りが期待されています。
有料の研修サービス
一方で有料で受けられる研修サービスは無料のそれに比べて網羅性が格段と上がります。
Tableau公式でも有料の研修サービスがあります。Tableau以外では代理店や大手SIerで研修サービスを定期開催しています。私自身は富士通開催のものを基礎と応用で受講経験があり、最初のころは助かりました。
有料はコストはかかりますが、網羅的にツール知識を得られるのでその後に業務に活かせる可能性が格段と上がります。また、その後のセールス誘導もないので気楽です。
2020年版研修(講習)サービス
無料で受けられるもの
Tableau社の定期開催セミナー
Tableau公式で定期開催されています。私も一度だけ出たことがあります。パソコンの持込みが必要になるので職場か、プライベートのものを一つ持っていきましょう。
TECH PLAYのTabeau研修
TECH PLAYとは、勉強会を見つけるサービスです。テクノロジーに関わる様々なイベント・勉強会・講演会・交流会・カンファレンス・セミナーなどの情報がまとめられたサイトです。Tableauユーザーグループ主催のものも時折見られます。
Insight Lab社の定期開催
「Tableau Knowledge」というサイトを運営しているINSIGHT LAB社が定期開催されているもので無料ハンズオンがあります。
ブログでTableauのTipsを投稿しており、私も見ることがあります。こういったウェブで発信するような企業は現場なりの工夫が見て取れ好印象です。
有料で受けられるもの
安定の公式トレーニング
富士通
私は初心者のころ、富士通主催のTableau研修に参加しています。
レベル | 入門・基礎 / 応用の二種類 |
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受講料 | 66,000円 (税込) (2020年3月時点) |
頻度 | 数ヶ月に一度の開催 |
基礎と応用がありどちらも二日終日の研修でした。内容的にはわかりやすかった記憶はあるのですが、かなり教科書的にキッチリとコトが進む感じですかね…
価格は企業が行う研修サービスとしては安いと思います。
NEC
受講したことはありませんが、NECもTableau研修を行っています。
レベル | 入門・基礎のみ |
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受講料 | 60,500円 (税込) (2020年3月時点) |
頻度 | 数ヶ月に一度の開催 |
カリキュラムを見る限り、富士通開催のものと同様、価格もほぼ同じ。富士通にしてもNECにしても何らかTableau社から免許を受けて研修を行っているのでしょうか。
NEC側には応用コースがありませんでした。
ウェブ改善・分析企画開発リサーチ
こちらもInsight Lab社同様にブログでTableauのTipsを発信している企業です。投稿している内容より経験値の高さが読み取れます。
オンサイトでのトレーニングを売りにしているようで、事前調整次第で細かくカリキュラム調整ができそうな印象です。オンサイトということでまとまった人数で一度にTableau習得に動けるのは魅力と言えます。
会社概要を見る限り、ややウェブマーケティング寄りのようなのでサイト改善など相談するきっかけにしても良さそうです。
オンラインで受けられるもの
オンラインで手軽に、繰り返し、スマホでもタブレットでも、しかも買い切りで。
今のご時世、そんな上手い話はない…
とあきらめずに探すと案外見つかるもので、オンライン学習プラットフォーム「Udemy(ユーデミー)」でTableau動画の取り扱いがあります。
コロナウィルスに感染する可能性を下げつつ、Tableauを習得できるわ
てか、来年でいいんじゃね
UdemyにあるTableau動画の売りは、誰よりもTableauを知る権威者が動画を配信しているんですよね。
これ、超強力です。
ほかの研修サービスだとどんな人、どんなレベルの人が行っているのかわかりません。
私もTableau動画2つを購入していて、ちょっとした操作を忘れたときに見返すことがあります。Udemyの動画ならオフィスでも自宅でもカフェでもコーヒー片手に見ることが出来ます。
買い切りなので苦手なところも後で何度でも見返せる。社外に出ての研修サービスだと一度きり、忘れてしまうとテキスト片手に自分で調べ直さないといけません。
TableauはGUI操作が多いツールです。
一つ一つの操作で次に起きるアクションがなんなのか。
テキスト文章で説明されるよりも動画説明のほうが手取り早い。
その点、Udemyの買い切りの動画は研修サービスに比べてアドバンテージがあります。
Web担掲載中のあのTableau権威者が直接教えてくれる
『ゼロからのTableau入門』
バイブルです。正直なところ、Tablerau Desktopとしてはこれ一択。
もちろん、私も購入済み。
Tableauはツールの特性がらWebマーケティングにおける改善ツールとしてよく用いられます。Tableau独自の機能でGoogleアナリティクスをはじめとしたデータソースを使えば分析はさほど難しいことではありません。
このコース講師はGoogleの各種ツール、Tableau Desktopをよく知る人物。あのWeb担当者フォーラムで連載を持つほどの人物です。
2つのツールの特性をよく理解している著名な権威からTableauを教わることができます。
『ゼロからのTableau Prep入門』
Tableau Prepと言えば、2018年ごろに突如現れたツールです。マエストロ・プロジェクトから出てきたモノですよね。この記事投稿時点では、幾らかの書籍でこのツールに触れられているものの正直なところ情報不足な感は否めません。
しかしながら、Udemyにはこのツール専門のコースが存在します。
この講習もWeb担掲載中のあのTableau権威者が配信しています。
泣く子も黙るあの大手SIerも動画配信している
大手SIerからの基礎・応用 動画
その名を聞けば誰しも知る大手SIerもひっそりと(!?)とUdemy内で動画配信しています。
副業じゃないよね?笑
基礎編・応用編で動画を1つずつ準備されています。動画としての作り込みがしっかりしており、わかりやすい講習に仕上がっています。
参考 Tableauで実践!ビジネスユーザのためのデータ集計・視覚化・分析
参考 【応用編】Tableauで実践!ビジネスユーザのためのデータ集計・視覚化・分析
まとめ
この時期はコロナウィルスの影響で各種セミナーが延期されています。この影響どこまで続くのでしょうか。
世間では華やかにテレワーク導入が話題になる昨今、私は今日も普通に出社…